W211スライディングルーフのインナーパネルの脱着方法
スライディングルーフが閉じた状態でインナーパネルを下げ、ガラス前方にある左右に渡っているプラスチックカバーをガラス面とカバーの微々たる隙間にリテーナーを徐々に差し込み、嵌合を外します。五箇所ぐらいで留まっていますが、嵌合部分には直接アプローチはできませんから、ある程度まで隙間を拡げたらエイっと勢いで嵌合を外すことになります。
このパーツの両端部が蛇腹を押さえています。
チルトアップして蛇腹を外します
これは横から軽い嵌合で留まっているだけなので長手部分を折らないように外します。若干のバキバキ音がします。
ルーフをいっぱいに開き、インナーパネルを引き出します。
左右どちらかのバネ付きストッパーを押し込み、インナーパネルが取り出せます。パネルはカーボンファイバーでできています。
取り外すインナーパネルは前後方向にはなにもついていませんが、左右方向にはルーフレールとの接触のためのパンタグラフのようなものがあります。左右どちらかの前後二つのパンタグラフをドライバーなどで押し込んで嵌合を解放します。
あとの清掃や下地処理の時にこのパーツを折損しないよう注意します。
インナーパネルに付いているプラスチックパーツは取手とルーバーです。取手部分は小さなロックで留まっていますから丁寧にやれば外せます。しかしルーバーは外せません。(外せた方いらっしゃったら方法を教えてください)
ベンジンやアセトンなどを垂らしながらでカステラの切り落としのようになっているスポンジかすを固めの雑巾などでこすれば取れます。
取り付けは逆の順序ですが最後に取り付けるガラス前方のパーツは左右両端の爪を蛇腹の溝にいれてからガラス面に嵌合します。
また、インナーパネルの戸袋部分に手を突っ込んで内側の清掃をしないとせっかく綺麗にしたインナーパネルにゴミが付着してしまいますので注意します。
外したインナーパネルに布地などを貼らないでプレーンのまま取り付ける場合はルーバーなどのプラスチックパーツの裏側でがたつき防止のために隙間に両面テープなどを差し込んでおくと良いでしょう。
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