今日はモノのお値段についてお話しします。
以前も述べたかもしれませんが、私は極端な安売りはあまり好きではありません。
逆に物価は高めのほうがいいとさえ考えています。
ここでいう高め、とは需給バランスが取れるレベルという意味です。
話せば長くなるので割愛しますが、どこの企業さんもちょっと無理しすぎのような気がします。
気になっているのは売上高なのか利益なのか、判らなくなってきているのではないでしょうか?
もしかしたら自転車操業的なことになっているところもあるように思えます。
完全に飽和状態にある市場で、更に売り上げ増加を期待することは販促費・広告費などの圧迫でそれこそガダルカナルのような状態になってもおかしくありません。
今日のお話の趣旨はなあに? と、思うでしょ?
なんのことはない、高速道路の話です。
んー、全然関係ないじゃん。と、思うでしょう。
国鉄が高速道路値引きの影響で減収になりましたね。フェリー会社の減収分にも地方税で手当することになりましたね。航空会社はどうでしょうかね。
彼らはモノを生産している会社ではありません。輸送する人間が商品だったのです。
政府が無茶なことをしてシェアーを動かしてしまいました。
今後、高速バスや深夜バスも影響が生じてくるでしょう。路線廃止や廃業する会社もあると思います。
それら交通機関を利用していた人はどうするのでしょうか?
運送業も大変だと思います。燃料が安くなって喜んでいる場合ではありません。土日を挟む場合は身動き取れませんし、配車もうまくできないはずです。労働環境のことも考えなければならないでしょう。
こうして、影響は企業を通り越して消費者や利用者に転嫁されます。
冷静に考えて、高速道路無料化で一般経済的(余暇行動ではなく)に恩恵を受けるのは誰なのでしょう?
どうやら、国民ではなさそうです。
政治の基本ですが、アメとムチですな。
アメしか見えてなかった・・・
返信削除不覚!(><)