2008年6月12日木曜日

派遣という不安定な就業形態について

秋葉原の事件について思う。
派遣という形態で就業するということは、いわば季節労働者と同じ。会社の都合如何でフレキシブルに対応できるという利点があるが、これはあくまでも使用者側の都合。
もちろん、正規の雇用では入社できないような会社にも派遣という形態であれば勤務することもできる。でも、それは表面上だけのことだ。
その会社の人事制度(人材育成)も派遣社員については対象にはしていないところがほとんどである。
今では管理職の派遣ということも日常的に行われている。

小生が正直に思うに、派遣という形態での就業には未来はない。百害あって一利なしと考えている。
雇用が便利だから、というのは使用者側の都合であって、社会的にも、雇用安定性においても派遣の増加は社会にとってデメリット以外の何者でもない。

派遣という選択肢があるのは集合の機会を増やすことにはなるが、それに依存してしまうことは極めて危険だ。フリーターも同様だと思う。

精神的に不安定になって当たり前だ。そうならないほうがどうかしている。今回の事件は起こるべくして起きたと言っても過言ではないように感じる。

安易に雇用する、安易に就職する。あくまでも一時的なものなのに、継続してしまうのがいただけないように思う。いっそのこと、臨時雇用は3ヶ月まで。という規制でもしたらいかがだろうか?
派遣を減らすにはどうしたらよいのか?もちろん、正規雇用を増やすしかない。しかし、正規雇用を増やせば使用者側は多大なコストがかかると考えている。そもそも、それがおかしい。

企業たるもの、株主の方ばかり向いていてはならない。

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