2018年1月31日水曜日

フルートのなやみ

子供の頃は独学でしたので自然とブリチアルキーを使ってヘ長調に対応していましたが、それは禁じ手だったと気がついたのは一昨年の暮れのことです。代わりにAisキーを使ってみたのですが師匠からは基本のキーを使うように指示されてそれで練習しています。
慣れればなんとかなるもんですが変ロ長調になるとややこしくなってきて指がもつれてきてしまう現象が起こるようになりました。

ヘ長調とかは結構得意だっただけにショックです。

さて、フルートを再開した理由は「子供の頃に好きで始めたのにオトナの事情でやめざるを得なかったことはないか?」という棚卸しの結果でした。
音楽家になりたいなんて思っていませんでしたが純然に音楽が好きだったのです。
高校生の頃は音楽を押し付けられるのが嫌で芸術の選択科目は美術を選び、ますます自分の中の音楽観が偏っていったと思います。
結果的には音楽を学問にしなかったことは他人の評価という先入観がないまま耳で聴いたものを好きか嫌いか自然と感じるようになったので良かったのだと思っています。

そんなことはどうでもいいんですが、目標としているケーラー2を元気なうちに終えることができるのか、不安で仕方がありません。

そのケーラー2なのですが、最後の曲にとても趣を感じています。
それまでのテンポの良い、次の練習曲へと続くような終わりとは違うのです。
この曲でおわりだよ、さぁ次からどうするの? という終わりかたです。なんとも寂しい終わりかたなのですが、あんた頑張ったね、ここまでの練習を振り返ってみてくださいと言っているようにも思えるのです。
決して難しい曲ではないとは思うのですが、この表現を出すことができる表現力を求められているのかもしれません。

などとややこしく書いていますが、要は練習しろと、そういうわけです。

平日は毎日1時間、休日には数時間の練習をしていますがどうも基礎練が足りないのかなと悩んでおります。アルペジオもさることながら最高音域の練習がご近所を気にしてしまって思い切りできないでいるのです。
出張に持ち歩くこともありますが、ラボに他の人がいるとやっぱり吹けないですよね。

練習中、行き詰まるとスタンダードからM120に持ち替えたりします。これはとても吹きやすく感じます。
後期M120は歌口のエッジに角がないので吹きやすい理由なのだと思いますが、この頭部管がSTDに挿さらないのです。
師匠の言うとおり、スタンダードでの作音の難しさを考えるとやっぱり今時の楽器に買い替えたほうがいいのかもしれません。

先日、リングキー使えるはずですと奨められましたが、スタンダードをオーバーホールしたばかりですので今すぐに買換えはできませんね。
でも、また機会があれば新宿でSRHREすなわちSRのリングキーH管の試奏をしてみようかと思います。SRPTPHREですとキャンセルききませんが、PTPがなければキャンセル可能とのことですので道筋は残しておいたほうがよさそうな気もします。
なにしろ、いま発注したとしても手元に届くまでには2年以上かかりますからね。
キャンセルしたとしても貯金したと思えばいいわけです。

0 件のコメント: